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【ネタバレあり】『未来少年コナン』全26話をいっき見した話。

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少しネタバレあります。

 

未来少年コナン』を見ました。

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もう何度も見ているのですが、1978年放送なので、リアルタイムでは5才だったので、見ていないと思いますが(この年は今思い返すとボルテスV東映スパイダーマンを見ていたのは覚えています。)、再放送やその他サブスクで見ていると思っている以上に、断片しか覚えていないことに愕きました。今回はAmazon prime videoで視聴しました。

 

2008年に世界が崩壊した後の20年後の話なので、2020年の今からするとまだ未来の話ですが、そろそろコナンたちが生まれていてもおかしくない時代になってるんですね。

 

改めて今見ると、その後の宮崎アニメで見たことのあるシーンや、宮崎駿らしい乗り物がたくさん登場していて魅力的です。

どんな巨匠でも、同じことの焼き直しで、その時代時代に新しく見た視聴者が過去作品を知らないが故に新しく感じるというのは、アニメもおもちゃも皆そうやって、繰り返し描かれているのだなと、思うと勇気が出てきました。

宮崎駿のように、皆が見たいものやシチュエーションを自分のテイストで描くことで、何度も描いてもそれが、宮崎駿らしいよね、と言わしめるのは、強みがあるのは強いなぁ(当たり前か)と思いました。

 

また、当時のアニメは、オープニングにはスタッフのテロップがなく、エンディングでもすごく少ないなぁと、思いました。

宮崎アニメといっても、スタッフのテロップでは宮崎駿は絵コンテにしかクレジットされてないんですもの。

でも、どう見てもキャラデザやメカデザイン、動きに至るまで、宮崎駿テイストが満載でした。

 

私的には、動きもそうですが細かいところで、コナンが銛を持たないで走り出すようなシーンでも、ちゃんと銛が立てかけてあるところに戻って、また走り出すような、細かい部分を丁寧に描かれているところが好きです。

 

また、最終話で、ラナが飛ぶシーンは、まさにニュータイプで、ララァと重なってみえたり、ラオ博士がハイハーバーに着く前に、亡くなるシーンは、沖田艦長と重なったり、スタッフに共通点があるのかは知りませんが、時代なのかなぁと思いました。

それと、どこか戦後の匂いがするのも、こういった時代背景があるのかなぁとも思いました。

そういえば、宮崎駿と私の母は同じ年齢なのですが、母が、私の祖母から聞いた関東大震災の話で、私が子供の頃聞かされて怖かったのが、地震で地面が割れる話なのですが、コナンを見るとまさにそういった描写があるのも、そういった経験者が生きていた時代背景があるのかもしれません。

 

私の祖父母は、明治、大正、昭和と激動の時代を生きていましたが、気がつけば、私も昭和、平成、令和と三つの時代を生きてしまい、しかも、今のコロナウイルスなど、歴史に語り継がれていくのだろうなぁと、思うと感慨深いものがあります。

 

話がそれましたが、そんなわけで『未来少年コナン』全26話、一気に見れて楽しかったです。

久しぶりに、見直してはいかがでしょうか?