ネタバレアリです。
『やがて君になる』Bruray4巻を見ました。
相変わらずパッケージから良い!
アニメ13話の水族館からの帰り道、電車で眠ってしまった燈子先輩を「そろそろ乗り換えですよ」と侑がささやいてからの次の一コマ。
最終巻にふさわしいパッケージイラストだと思います。
この作品は、原作のコマとコマの間を補うようにアニメができていて、このイラストはさらにアニメを補うように続きが描かれています。
もう、これだけでも買ってよかった。
さらに、Discが収められているパッケージ(デジパックと言うのかな?)も12話の私の好きなシーンでした。
私はこのシーンの直前の膝枕で燈子先輩が侑に甘えるシーンが一番のお気に入りです。
私は昔から歳上好きで、できる女がこっそり見せる甘える仕草が大好きなのです。
一方で、10話の最後の燈子先輩から侑に電話をするシーンの侑の様子もたまらなく好きなのですが、燈子先輩の「侑ったら、すごくどうでも良さそう」と言うセリフ、どうでもよかったらこんな電話に時間を割いて相手なんかしないよ、と何度もみて何度も思ってしまいます。
ほんと、この女は…って感じですよ。伏線とわかっていても…でも、こういう女子、現実に居ますよね。 燈子先輩、頭いいくせに…
13話絵コンテも良いです。
コメンタリーで監督もおっしゃってましたが、水族館の椅子すごい書き込まれてる…
そしてブックレット。
変更前脚本は、Bruray予約中に載ることが発表された時から、楽しみにしてました。
読んでみると確かに、変更後脚本の方が良くなってます!
私は原画展などで、最終原稿と合わせて、ネームや修正前ネームなどが比較展示されているのをみるのがとても好きです。どんな作家でも(たぶん)試行錯誤の結果、私たちが手に取る作品が出来上がってると思うと、凡人の自分はもっと頑張らないとと思わせられます。
いつか、仲谷先生原画展が開かれたら、構成、プロット、脚本、ネーム、最終原稿を並べて且つ修正前のものと並べて展示して欲しいです。
それと、脚本の花田さんへのインタビューも
とても濃かったです。書かれている通り、私はまさに、アニメから入り原作を読んで、またアニメを観てを翌週の放送まで毎日していました。
オーディオコメンタリーやブックレットで語られて居ましたが、歳の離れたスタッフがお互い認め合って良いものを作り上げていく、というのは、とても良い環境、関係で作られた作品なんだなと思いました。
以前の仕事では、私も大人数で1つのものを作っていたのでとてもよくわかります。今後も、私もそのような環境や関係を作って仕事に取り組んでいきたい。
本作品は、私の初めてのBruray購入でしたが、4巻揃った上で大満足です。
もちろん二期は見たい前提ですが、
前提を無視しても、本当に買ってよかったと思います。基本、配信でしか見ていない私ですが、配信だけでは聞くことのできない話や製作陣の熱い思い、ブックレットの資料、トークショーもそうですが、仲谷先生をはじめ、アニメスタッフのサービス精神というか、ファン心理を熟知した特典が満載でした。
これも、仲谷先生が同人出身だからこそ、なせる技なのかな?と思う今日この頃です。
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アニメBruray って、こんなに満足させられるものか。
やが君が『特別』なのか、わかる日が来るのかな?