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【ネタバレアリ】『ブルーピリオド(6)』を読んだ話。

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ネタバレアリです。

『ブルーピリオド(6)』を読みました。

ブルーピリオド(6) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(6) (アフタヌーンコミックス)

 

この巻も凄く良かったです。

 

前半部分は、体調の悪い中、アイデアを思いつく過程や、その時の心情がとても上手く描かれています。

私も商品企画の仕事柄、「この人、天才だな」と思う人が周りにいます。そんな人達と凡人の自分が同じ土俵で戦わなければならず、同じテーマに取り組んでいる時など、アプローチの仕方も人それぞれで、そんな時、自分の強みがなんなのか、それを生かして良いアイデアが浮かぶと、アイデアが浮かぶまでの直前とは全く違う世界が見えてきます。

そんなモヤモヤから、霧が晴れていくような感じが、とても丁寧に描かれていて、とても共感します。

 

グッときたシーンは、二次試験3日目の昼休みに、世田介くんが、八虎の絵の意図を理解して「上手くなりやがって」と言った後に「気づいてくれた」と喜ぶところです。

自分が「この人天才」と思ってる人にこんなこと言われたらたまらないですよね。

ここまでの世田介くんの描かれ方がうまい伏線になっていて、キャラが活きてます!

 

というか、この【24筆目】『色づき始めた自分』は終始良い!

イデアを思いつく過程の描写や世田介くんの天才すぎるところとか、お父さんの一言とか、森先輩の絵とか、お母さんの見送りシーンの後ろ手に八虎の絵を持ってるところとか、「やっくん」呼びが、「八虎」呼びに変わるとことか、この1話は凄い。

 

『ブルーピリオド』受験編はこれで終わりですが、自分のやりたいことができるということは、いつも楽しいという事ではないよ、と以前本作に書かれていました。

大学はいっても、大変な世界なんだろうなぁ。

とても続きが楽しみです。

 

そういえば、5巻の時は、山口つばさ先生のサイン会があったけど、今回はないみたいでした。もうやらないのかなぁ…