劇場版「銀河鉄道999」をAmazon Prime videoで見た。
というのも、昼間に今、東京駅の大丸で開催されている「松本零士の世界展」を見たら、無性に見たくなってしまったからだ。ネタバレあります。
劇場版が上映された1979年は私はまだ6歳なので、リアルタイムには見ていませんが、何度か見る機会があって何度か見ています。
ですが、原作やTVアニメ版の記憶の方が鮮明に残っていて、しかも、大人になってから見るのは今回が初めてです。
今のスターシステムの設定に照らし合わせると、矛盾や突っ込みどころがいっぱいありますが、そこは松本零士先生。そんな矛盾を吹き飛ばすくらい良いです!
40年近く前にこのクオリティでこのアニメを見た私より年上の先輩方は刺激を受けたでしょうね。
改めてぐぐってみると、当時、原作が終了する前に、劇場公開でエンディングを先に見せていたようです。これを知ってしまうと、松本零士先生のすごさにしびれます。
以下私事ですが・・・
改めて大人になってみると、過去の自分の恋愛に重なるところがあり、何とも言えない気分になってしまいました。
惑星メーテルにて事実を告げられた哲郎。
このうるんだ瞳で見つめるメーテルの目。(その時の彼女もこんな目で見ていました。)
「冗談だろ、メーテル」
無言で首を振るメーテル。
「汚いぞー」
と叫ぶ哲郎。
このセリフ、私も言いました、殴ってないですが。(ほんとに)
私の過去に何があったかは、詳しくは書きませんが、この時の哲郎の気持ちはとてもよくわかります。
女って怖いですよねー。
でも、999のパスをメーテルからもらったときは
「たとえメーテルが、魔女だって死神だってなんだっていいや」
と思っていたくせに。。。
この時の、パスにサインをさせるメーテルも宗教の勧誘のようで怖い。。。
「私を終点に連れて行ってくれれば、そのパスをあげるわ」
と、さりげなくボディータッチ。
まー、それはさておき。
最後、メーテルも哲郎も死なず(クレアさんは死んじゃったけど)別れを選ぶという結末、また、メーテルは次に会うことがあっても、自分には気づかないだろう、というのも切なくて良いです。
わたしは、あなたの思い出の中にだけいる女。
わたしは、あなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影。
くーーーーーーー、たまらん。
原作もまた読みたくなりました!