今日、『小畑健展』を観ました。
いつもなら、高崎の名物を探してそれなりに楽しむのですが、このコロナ禍の中、県を跨いでまで美術館に来ている手前、結局、居酒屋でテイクアウトをしてホテルの部屋で食べました。
で、『小畑健展』です。
まー、絵が上手いの一言に尽きますね。
あまり詳しくないのですが、なんとなく原画のサイズが、他の先生より一回り小さく感じたのは、実際に小さいからなのか、構図や密度からくるものなのかはわかりません。
展示は、各作品の名場面を抜粋しての展示でしたが、『ヒカルの碁』の佐為が消えたことに気がつくシーンは久しぶりに見ましたか、原画を見ながら泣きそうになりました。
とても緻密で、どうやって描いてるんだろう?と言うページも沢山ありました。
あと、最後の方の『プラチナエンド』の展示で、壁一面にキャラデザのラフからネーム、ペン入れされていく様子がわかる展示が面白かったです。
全体的に本当に綺麗な原稿で、私の目が悪いからかもしれませんが、修正した後らしいところがわかりませんでした。これって、既に写植が入っている原稿だから、先生が書いたものをコピーしてあるからきれいなのかな?
あと、写植といえば、昔から漫画原稿の文字は、犯人が文字を切り貼りして文章を作るようなやり方ですが、21世紀になって20年以上経っているのだから、原稿をスキャンしてデジタルでやらないのは何か理由があるのだろうか?(もしかしたら既にそうやっているのかもしれないけど。)
これを600円の入場料で観られるなんて、幸せだなぁと思いました。
原画を見て、また作品が読みたくなりましたし、まだ読んだことのない『プラチナエンド』も読みたくなりました。
今回はクリアファイル2枚と図録を購入しました。