ネタバレアリです。
『やがて君になる 公式コミック アンソロジー(2)』を読みました。
この本は、アンソロジーで色々な作家が寄稿していますが、私がみたかったのはただ一つ。原作の仲谷先生の短編でした。
原作6巻の登場人物の誕生日を見てからずっと思っていた、「侑と燈子って、ひと月半しか誕生日違わないなんて、殆ど同い年じゃん」というのが、タイトルになっていました。
『45日差カップルなので』
高校生にとっての一学年上の先輩は、先輩なんですよね。
話は燈子が大学生になっていて、侑が三年生という時期が描かれています。
大学生になって大人っぽい風の燈子を気にする侑とのやりとりが、流石、仲谷先生、見たいものを見せてくれますね!
「なんだとー」「やるかー」も原作最終話につながる二人の関係性が見え隠れして、やが君は終わってしまったけど、ずっと見ていたくなるこの感じを久しぶりに体感しました。
もし、将来、アニメ二期をやることになったら、この話も見たいなぁ。
アンソロジーについてですが、二次創作が好きな方にはほんと申し訳ないのですが、やはり仲谷先生の絵でないとダメでした。絵も話もそれぞれの先生の作家性が出ているんだろうな、というのはわかりました。
私はキャラではなく、ドラマが好きになって作品が好きになるタイプと思っていましたが、やっぱり、仲谷先生の絵がとても気に入っていることも今更ながら再認識しました。(わかってたけど。)
全てがウミウシになる話も楽しかったけど。
あと、先日、『佐伯沙弥香について(3)』も読みました。
これはこれで、沙弥香の後日談として、ハッピーエンドが与えられたことを確認できたのは良かったです。
ただ、彼女のパートナーとして、ハルはどこか説得力が足りないような気がしました。尺の関係もあるので仕方ないのかもしれませんが、作中でも本人も悩んでいましたが…
私的には、このブックカバーが使えたのが一番のポイントでした。
あとカーテンコールプロジェクトは、LINEスタンプと舞台のencoreを残すのみとなってしまいました。
それはそれで寂しいですが、信頼感のある仲谷先生の次回作を楽しみにしてます!