ネタバレアリです。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 —永遠と自動手記人形—』を見ました。
来年の年明けまでお預けかとおもっていたのですが、ツイッターで番宣が流れてきて上映を知りました。
なんとなく上映期間が短いような気が勝手にして、仕事終わりに見てきました。平日の夜だからか、ガラガラでした。
京アニが特別好きというわけではありませんが、この作品の雰囲気が好きです。
綺麗な絵と必ずぐっとくるお話はまちがいないです。
キャラの一つ一つの所作や芝居が、カメラで人を写しているかのように細かい!
今回の外伝もそりぁ間違いないですよ。
映画館で見ると、日常の所作での義手の音がとてもリアルで、登場人物達と義手を通して触れ合う時の生身の柔らかい手と、使い込まれた道具の金属感がむしろ温かみがあるように描かれているのはとても好きなポイントです。
そしてTVアニメ1クールで作り上げられた世界観を背景に、ヴァイオレットが周囲の人から受けた好意を、新たな出会いの中で返していくというながれが、とても丁寧に描かれていて良かったです。
わたし的には、大佐の事を思う時に、ペンダントがさりげなく光ったり、大切な物の話をしていると、さりげなくカメラに映っていたり。
テイラーが、ずっとクマのぬいぐるみを大事にして持って歩いているところなんてたまりませんね。エイミーの思い出であるクマのぬいぐるみを、いつも抱えている一方で、一緒に暮らしていた時のことを、忘れていっている現実が切ないです。
あとヴァイオレットがテイラーに三つ編みをしてあげてるシーンも良かったです。エイミーとのシーンでも髪型を、いじるシーンがありますが、仲良くなっていく様を重ね合わせる見せ方も、作画も素敵でした。
最後は、数年後にテイラーが配達するシーンまで描くかな?と思いましたが、描かれませんでした。ナレーションで、エヴァーガーデン家に養子に入りました、と言っていたので、今後の作品に関わる時にややこしくなるからかな?と思いましたが、これはこれで、今の段階では会わないという選択はドラマチックだと思いました。
結局、じわっと泣かされてしまいました。
私も、誰かに幸せを届けている仕事ができていたらいいなぁ。
普段、映画館のショップでグッズなんて買わないのだけど、ショップを覗いてみたら全て完売してました。
久しぶりにパンフレットだけ買いました。
このパンフレット、表紙の男装風のヴァイオレットやシーンの切り取り方が宝塚っぽい。
箔押しのちょっと豪華な感じです。
そういえば、前半パートはみょーに百合っぽかったなぁ。
あと、
これ欲しいなぁ…