ネタバレアリです。
アニメ『僕だけがいない街』を見ました。
作品タイトルは以前から知っていましたが、予備知識なしで見ることができました。
凄く面白かったです。途中、泣きました。
シュタインズゲートのようなタイムリープ物ですが、なんだかリアリティのある話でした。
子供の頃の後悔から、タイムリープ(作品中はリバイバル)して過去を変えようとする話ですが、虐待から女の子を守る為に、踏み込んで行く姿勢は、未来を知っているからではありますが、今この瞬間にやれる事に思考を巡らせるというのは、例え未来を知らない私たちにも出来ることで、踏み込んで行かないといけないと思わされました。
また、主人公の悟は、タイムリープして中身は大人なので、大人っぽい雰囲気になっていますが、悟の変化に気づく友達ケンヤも良いし、悟のお母さんの男気も良い。
私はケンヤのシーンでホロリときました。
露骨なミスリードを誘う演出もありますが、そんなに嫌な感じはしませんでした。
子供の虐待から事件に発展するニュースを聞く昨今ですが、カヨが救われたときは、本当に良かったと思いました。
現実にはないタイムリープについて、どうこう言っても仕方がないですが、一度目に小学生まで戻った後は、29歳までもどっていますが、二度目は元の時代に戻らないのは、過去を大きく変えられたからなのかな?
一番初めの世界線で出てきたアイリがそれっきりだったのも少し気になっていましたが、そこを言及すると、悟のお母さんが死んでいる世界線に言及することになるから、これはこれでうまいまとめ方なのかな。最後にちょろっとでてくるので、もやもやは少し晴れましたし。
私が小学生の頃、死は遠い存在で、幸せなことに身近に感じられる事件はありませんでした。戦争の話を聞いて、死について凄く考えたことはありますが、身近にこのような事件があったら、主人公のようにトラウマを抱えて生きてしまうかもしれません。
私はもう良い大人ですが、何事も後悔の無いように瞬間瞬間を全力で生きていこうと思いました。