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【ネタバレなし】『ブルーピリオド』を既刊(3巻)まで読んだ話。

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先日、『やがて君になる』の仲谷鳰先生の対談記事に、好きな作品として『ブルーピリオド』(山口つばさ)という作品が紹介されていたので読んで見ました。

 

現在コミックス3巻でまだ完結していません。

面白いです。

作品から熱が伝わって来ます。

 

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 

内容は、突然、藝大を目指すことにした勉強のできるDQN(作中ではそう言われてる)の話です。要領よく生きてきた主人公が、本当にドキドキすることに出会いその道を選んで進んで行く話です。

私は小中学校は美術は好きで得意教科でもあったのですが、高校では美術はなく、もちろん大学でもなかったので、絵を描くレベルは中学生のままです。

今の仕事では、企画書に描くイラストを人に頼むこともできますが、極力自分で描くようにしています。

なので、絵や作品を描く過程の話や作品にはとても興味があります。

 

こういう作品を読むと、むちゃくちゃ仕事を頑張ろうと思い、力が湧いて来ます。

例えば、

『BAKUMAN』とか『まんが道』とか、アニメだと『SHIROBAKO』とかドキュメンタリーだと『浦沢直樹の漫勉』とか・・・

イデアが出ない時とか、凹んだ時に読むと、自分はまだやりきっていない、天才ではないんだから、人より数をこなさないと、というかんじです。

 

また、以前ゲーム会社に勤めていたので、デザイナーの多くが皆美大卒でした。そういう人達に惹かれるのか、昔の彼女も美大卒がいました。

変わり者が多いといわれますが、私にとっては皆良い個性を持った人達でした。

 

この漫画は、なぜそういう人達が出来てくるのかもわかりますし、漫然と好きなことをしているだけではない事がわかります。

 

「好きなことをやるって、いつでも楽しいって意味じゃないよ」

というモノローグが出てきます。

 

私も仕事柄、そのように言われることが多いですが、まさにその通りです。9割の苦痛の挙句に1割(もっと少ないかも)の快感、ただしその1割が苦痛を吹き飛ばすほどの麻薬みたいなものですね。