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組込みハードウェアエンジニアが語るブログ

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高校時代の恩師の話

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今日は終戦記念日

戦争の話題は、好きではないのでこの時期は息をひそめて、あまりニュース記事なども見ないようにしています。

 

私の高校は工業高校で、電子科だった私のクラスには、専門科目に電気基礎というのがありました。

電気基礎の先生は、いつもチョークに汚れた白衣を着ていて初老(というか、おじいちゃん?)というかんじでした。

 

私は普通教科(国、数、理、社、英)にくらべて専門教科が好きで、授業もまじめに聞いていました。

とくに、先生の授業から外れる話しが好きで、今でも色々覚えています。

例えば、、、

その初老の先生曰く

「私が小学生の頃は、竹やりで戦闘機を落とす訓練があったんですよ。落とせる訳ないのに、わらっちゃいますよねぇ」とか

当時、ポケベル全盛の80年代末期でしたが、「将来電話は一人一台携帯するようになるんですよ。そのためには、アナログTV放送の周波数帯域を空けないと足りなくなっちゃうんです」とか

「数式はすべて覚える必要なんてないんです。どこに書いてあるのかを覚えてあればいいんですよ。それに、解き方がわかる人を知っていればいいんです」とか。

 

当時初老と思っていましたが、今思うと、1989年に高校一年生だったので、当時戦後44年、戦時中に小学生だったあの先生は、50台半ばだったんだと思います。

今、44歳の私と比べると、昔の人は大人だったんだなぁと改めて考えさせられる今日この頃です。

 

今生きていれば、80台半ばくらいで、生きていれば本当のおじいちゃんですね。