トイボックス エンヂニアリング

組込みハードウェアエンジニアが語るブログ

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BluetoothレシーバーLBT-PAR01(ELECOM)をばらす

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昨日、ぼーっと休日を過ごしていたら、宅配便が届きました。

「なにか買っていたっけ?」と思いつつ受け取ってみると、なにやらLenovoから、キャンペーンということで、自動的に送り付けてきたもののようでした。

開けてみると、ELECOMのBluetoothレシーバーで、普通のワイヤードのイヤフォンをワイヤレスに変換するという代物でした。

私は、ここ数年ずっと、ワイヤレスのヘッドフォンを使っているので、私には必要のないものなので、さっそく分解。(分解は自己責任で!)

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サイズは10円玉より一回り大きいくらいで、ヘッドフォンジャックと電源スイッチ、マイクロUSB、LEDインジケータといった外観です。

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蓋はぱちんとはめられているだけなので、マイナスドライバーでぱちんと開けるだけです。なかは、みっちり。

パッケージには書かれていなかったので、バッテリーはなにかな?と思っていましたが、やはり、Lipo電池でした。

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95mAhのLipo電池でした。

次に気になるのは、充電方法です。USBで電源供給して、Lipoは3.7Vだし。。。

ということで、搭載しているICは以下の通り。

AB1512(AIROHA社):BluetoothオーディオIC

24C128(メーカー不明):EEPROM

AIROHA社というのは聞いたことありませんでしたが、台湾のファブレスのICデザインメーカーのようです。

そして、このIC、400mAまでのリチウムイオン電池の充電機能をもっていました。

さらに、LDOも内蔵しているようなので、外付けには、ほぼ何もいらないようです。

EEPROMはペアリング情報などを保存しておくのかな?

こんなのが1デバイスでできてしまうなんて、良い時代ですね。

このデバイスはアンテナ外付けですが、電波法の認証は製品毎にするのかなぁ?

Bluetooth SIGへの申請なども考えると、商品の値段はほとんど申請費用のような気がします。(推測)