トイボックス エンヂニアリング

組込みハードウェアエンジニアが語るブログ

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『高畑勲展』を見た話。

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高畑勲展』を見ました。

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東京近代美術館て7/2〜10/6までです。

私は車で行って、北の丸公園の駐車場に停めましたが、駐車場に入るまでに30分待ちました。

ですが、最初の1時間400円、以降1時間毎に100円とこの立地にしてこの価格は、さすが公営です。

 

美術館は大人1500円と少し高めでしたが、たっぷり2時間半楽しめました。

夏休みが始まる前に見ておきたかったので良かったです。

 

高畑勲は凄いと言われていますが、実はぼんやりとしか知りませんでした。

 

ですが、子供の頃見たアニメで、知らないうちに自分の中に高畑勲成分が影響を与えているものが沢山あることに気がつかされました。

展示は私が生まれる前の作品(安寿と厨子王丸やホルスの大冒険など)から、最後の『かぐや姫の物語』まで。リマスターなのか、映像も凄く綺麗でした。

 

アニメーション監督・演出家ということですが、展示の序盤は作りたい作品のリーダーとなったときに、いかに自分の到達イメージをチームで共有するかという試行錯誤が資料として沢山展示されていました。

また、絵を描く監督ではないからか、作品を作る前にどんな原作をどんなアニメにするか、などをすべて文字で説明して、企画書にして、多分各所を説得したり、チームで共有したりしているというところ、クオリティを維持する為の工夫などがあり圧巻でした。

 

また、音声ガイド(550円)もかりたのですが、一緒に制作にたずさわった小田部羊一氏などの本人の回想なども含まれていたり充実したものでした。

 

監督のたずさわった作品の原画、レイアウト、動画、それに生前の作業風景やインタビューの映像など盛りだくさんでした。

おそらく、高畑勲ファンだけでなく、宮崎駿氏や小田部羊一氏のファン、または、仕事で物作りをしている人には響くのではないかと思いました。

 

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今回は本とハイジのクリアファイルを買いました。

本は今回の展示の為に作られた本のようで、フルカラー250ページの大ボリュームでインタビューなども載っているようです。これから見るのが楽しみ!これで2400円は安いと思うけど、おかげで手に取りやすかったです。

 

今日は意外と空いていて、凄くじっくり見ることができました。